『私季〜夏〜』コンサート Report from 管理人

2003年8月7日(木) @東京都・東京オペラシティ・リサイタルホール

今年の夏は、暑くなるのがとても遅かったような気がします。ヨーロッパでは異常気象による猛暑で大変な状況で。この日も日中とても暑い日、暑さを忘れさせてくれる、『私季〜夏〜』コンサートが開催されました。

場所は、『私季〜春〜』と同じく、東京都初台にある「東京オペラシティ」。美術館も併設するこのホールはとてもおしゃれできれいな場所です。

この日も遠方から、大勢の皆様に来て頂きました。

今回のピアニストは、GOTSUの大先輩(GOTSU本人談)でもある、小池さんです。春とはまた違ったすばらしい演奏を披露して頂きました。(”大先輩”というのは、いろいろネタがあります。最後の写真紹介でちょっとだけお教えします。。。)

夏の暑さも手伝って(?)、とても迫力のある演奏でした。

それでは、前半のプログラムをご紹介します。

  1. チャルダッシュ
  2. A Summer Fate
  3. 夏心(なつごころ)
  4. Lazy Waltz

最初の2曲は、もうおなじみの楽曲ですので、説明は不要でしょう。前半、3曲目と5曲目が新曲です。前回の春でお披露目された楽曲に、「Haltz」というのがあったのを覚えていますか?そうです。「Haru+Waltz」のHaltzです。今回も同じようなネーミングを考えたらしいですが、「Natsu+Waltz」。。。なかなかうまくいきません。結局、楽曲の雰囲気にあった「Lazy Waltz」となりました。「Lazy」とは英語で”怠け者”とか”気だるい”とか。どうしてもGOTSUは個人的に夏があまり好きではないようで、曲名がそれを臭わせるものになってしまうのでしょうか。(あっ、決して怠け者ではないですよ!)

4曲目は、前回の春からスタートした心シリーズ。前回は、GOTSUが事前に選んだ楽曲をアレンジしたものですが、今回は前回ご来場頂いた方から頂いたリクエストをもとに、GOTSUがセレクトした楽曲をアレンジしました。見事セレクトされた楽曲は、「夏の思い出〜サマータイム〜勝手にシンドバッド」。本人曰く「なんの脈略もない」メドレーということですが、それぞれが夏を代表するとても良い楽曲だと思います。曲風も夏にふさわしい仕上がりになっています。

後半のご紹介の前に、前半の一こまを。

! GSPコンサートのユニフォームとなったスタイル。
! 今回のMCも、絶口調!
! 天を仰ぐGOTSU。世界に入っているのかはたまた・・・
! 今回も、たくさんの方々に来て頂きました。

当日後半のプログラムです。

  1. One Note Samba
    『私季』
  2. 春〜麗らかな日々〜
  3. 夏〜うだるような・・・〜
  4. 秋〜枯葉舞う頃〜
  5. 冬〜凍てつく大地〜

後半一曲目は夏らしい、「One Note Samba」。Wave同様A.C.ジョビンの名曲を無伴奏ヴァイオリン風に仕立てた曲です。そして、なんといっても『私季』! みなさんはこの私季の中でどの季節のGOTSUがお好きですか?どの季節もそれぞれぴったりの雰囲気で、甲乙つけがたいと思いますが。意外とこういう選曲は、誕生日と関係があったりするのかも。夏に生まれた方は、夏が、秋には秋と...かく言う管理人は、春が一番好きです。実は、管理人春生まれ。ということで勝手に想像してみました。GOTSU本人も春が好きなようでした。ちなみにGOTSU本人の誕生日は冬です。

後半の衣装は、前半とはうってかわって、やっぱり暑かったのか(?)とてもリラックスした夏のスタイル。こういう雰囲気のスタイルもありでしょう。

後半の楽曲はおなじみですので、細かい説明は抜きにして、ちょっとだけ。今回の伴奏は小池さんです。さすがと思わせる雰囲気。前半にも随所に迫力のある演奏を披露して頂き、春とはまた違った味わいを堪能することができました。例えば、前半のチャルダッシュの、最初の部分。ピアノの迫力のある伴奏から始まりますが、当然なのでしょうが、それこそただ楽譜通りに弾いているのではなく、それぞれのピアニストの”味”がとても良く現れていたと思いました。これぞプロの演奏ですね。春・夏と来られた方は、同じ楽曲でも2倍楽しめたと思います。

さて、この小池さん。春の時のGOTSUとちょっと本人の雰囲気がちょっと違っていました。実は、(本人曰く)GOTSUの大先輩ということ。しきりにそのことをGOTSUはMCのときにアピールし(?)、平服(?)していました。小池さんご本人はどう思っていたでしょうか。管理人も昔から小池さんのことは存じ上げていたのですが、そんなに大先輩とはつゆ知らず・・・。この後ご紹介する写真でちょっとそのGOTSUの変わりよう(?)がわかりますよ。

そして、プログラムの演奏を終えても、なりやまない拍手に、二人が再登場。今回のアンコール曲は、

  • 「メロディ」
    (チャイコフスキー作曲・後藤勇一郎編曲)
  • 「ゆるやかなワルツ」
    (メリカント作曲・後藤勇一郎編曲)

なんと、今回は2曲もアンコールを!!そうなんです。アンコール一曲目を終えても、拍手がなりやまなかったのです。今回は、”欲張りな?”方がたくさんいらっしゃったのか、はたまた”まだ足りない”と感じた方々がいらっしゃったのか。いずれにせよ、今回は”いつもより多く”楽しめたことには変わりありません。ただ、最後の最後はやはり演奏者の二人は今まで迫力のある演奏に身を削っていたためか、残りある体力を振り絞って演奏していたと感じたのは、管理人だけでしょうか。限界までお客様の期待に応えるのもプロというすごさ。感服いたします。

そして、今回の”夏”終演。来年のまた新しいGOTSUの夏と次回の”秋”に期待したいと思います。

! 恒例のピンスポット。。。夏らしい服装に着替えて颯爽と・・・
! なぜか、最初のMCでは一人で・・・
! 小池さんとの2ショットでのMC...この後...
! 一歩下がったGOTSU。まるで小池さんに怒られているみたい...

次回の”秋”は、品川教会グローリアチャペルで開催されます。皆様のご来場をGOTSU共々心待ちにしています!

謝辞:2ヶ月もの間お待たせして、大変申し訳ありませんでした。